32インチのレグザを検討していると、「32S25R」と「32V35N」で迷う方が多いのではないでしょうか。
どちらも同じサイズとハイビジョン画質ですが、発売年や搭載機能が異なり、使い方によって適したモデルは変わってきます。
32S25Rはシンプルで安価なモデルで、テレビの基本機能を重視する方に最適です。
一方の32V35Nは、ネット動画対応やゲーム向け機能、AirPlayによるスマホ連携などを備えた最新型で、幅広い用途に対応します。
つまり「安さを求めるなら32S25R」「便利さや快適さを重視するなら32V35N」というのが選び方の大きな目安です。
この記事では、両モデルの違いを価格・性能・使い勝手の観点から詳しく比較し、どんな人にどちらが向いているのかをわかりやすく解説します。
レグザ 32S25Rと32V35Nの違いは?
同じ32インチのレグザシリーズでも、「32S25R」と「32V35N」にはいくつかの大きな違いがあります。
画質はどちらもハイビジョン対応で同等ですが、発売時期や搭載機能に差があり、使い方によって選び方が変わってきます。
32V35Nは最新機能を備えたスマートテレビ、32S25Rはシンプルで安価なモデルという位置づけです。
スペック比較表
両モデルの仕様を一覧で整理すると、どの部分が進化しているかが分かりやすいです。
項目 | 32S25R | 32V35N |
---|---|---|
発売年 | 2021年 | 2024年 |
画質 | ハイビジョン(1366×768) | ハイビジョン(ワイドXGA) |
スマート機能 | なし | YouTube・TVerなど対応 |
HDMI端子 | 通常HDMI | 2系統、eARC対応 |
ネット接続 | 非対応 | 有線LAN・無線LAN |
AirPlay | 非対応 | iPhone・iPad対応 |
消費電力 | 約47W | 約68W |
価格帯 | 2〜3万円台 | 約5万円前後 |
発売年と価格の違い
32S25Rは2021年の旧モデルで、すでに販売店によっては在庫限りとなっています。
価格は比較的安価で、2万円台から入手できるのが強みです。
一方、32V35Nは2024年に登場した新しいモデルで、販売価格は5万円前後とやや高めですが、最新機能を備えている点で差別化されています。
安さを求めるなら32S25R、快適さを優先するなら32V35Nという選択肢になります。
32V35Nにだけある便利な機能
次に、32V35Nにしか搭載されていない注目の機能を紹介します。
スマートテレビとしての拡張性が大きく、32S25Rにはない使いやすさが盛り込まれています。
ネット動画がそのまま楽しめる
32V35NはYouTubeやTVer、Netflixなどに直接対応しています。
Wi-Fiにつなぐだけで動画を見られるため、外部デバイスを追加する必要がありません。
特にリモコンにTVer専用ボタンがある点は便利で、ワンクリックで番組配信にアクセスできます。
「録画を忘れたけどTVerですぐ見られた」という声もあり、使い勝手が大幅にアップしています。
ゲームプレイに有利なHDMI機能
32V35NはHDMI端子がALLM(自動低遅延モード)やeARCに対応しています。
SwitchやPS5などをつないだときにラグを減らし、滑らかな操作感でゲームを楽しめます。
さらにeARC対応により、対応サウンドバーと接続すれば迫力のある音声を楽しめます。
映像も音もワンランク上の体験ができるのが32V35Nの強みです。
両モデルに共通する特徴
32S25Rと32V35Nは発売年や機能に差があるものの、基本的なテレビ性能はどちらも同じ水準を備えています。
特に映像処理や録画機能は共通しており、日常的なテレビ視聴には十分です。
高画質エンジン「レグザエンジンHR」
両モデルともレグザエンジンHRを搭載しており、地デジ放送でも鮮明な映像を再現します。
解像度はハイビジョンながら、輪郭のくっきり感や色の自然さはワンランク上といわれています。
「普段のニュースやドラマでも映像が見やすい」と感じる方が多いのもこの処理エンジンのおかげです。
ダブルチューナー搭載で録画に強い
地上波・BS・CSのチューナーがそれぞれ2基ずつ搭載されているため、録画中でも別番組を同時に視聴できます。
外付けHDDにも対応しているので、容量不足を気にせず長時間録画できるのも安心です。
録画習慣がある家庭には共通しておすすめできるポイントです。
音声の聞きやすさと省エネ性能
両モデルともスピーカーが前向きに配置されており、人の声がクリアに届きやすい設計です。
年配の方でもニュースの内容が聞き取りやすく、安心して使えます。
さらに消費電力も抑えられており、毎日数時間視聴しても電気代が大きく増えにくい省エネ設計です。
共通する魅力 | 内容 |
---|---|
画質処理 | レグザエンジンHRで鮮明表示 |
録画機能 | ダブルチューナー+外付けHDD対応 |
音声 | 前面スピーカーで聞き取りやすい |
省エネ性 | 低消費電力で家計にやさしい |
32V35Nをおすすめする人
次に、32V35Nを選んだほうが満足度が高いケースをまとめます。
新しい生活スタイルに合わせた機能が豊富で、家族で使う場合や趣味にこだわる場合に最適です。
最新機能を重視したい人
32V35Nは2024年発売の新モデルで、発売後もソフトウェア更新が提供されています。
最新のテレビ環境を整えたい人や、長く使いたい人にとっては安心材料になります。
「買ってからすぐ古くなる心配をしたくない」という方にぴったりです。
家族でネット動画を楽しみたい人
YouTubeやTVerなどのアプリを本体から直接利用できるため、誰でもすぐにコンテンツを楽しめます。
リモコンのTVerボタンも家族から好評で、番組視聴の手間を大きく減らしてくれます。
家族でのリビング時間をより快適にしたい人には最適です。
ゲームを快適に遊びたい人
ALLM対応によってゲーム時の入力遅延を軽減でき、さらにeARC対応で高音質再生が可能です。
PS5やSwitchを快適に使いたいゲーマーには強くおすすめできます。
「映像も音も妥協したくない」という人にとって、32V35Nは頼れる選択肢です。
32S25Rをおすすめする人
次に、32S25Rが向いている人の特徴を整理してみましょう。
シンプルさと価格の安さが最大の魅力で、「余計な機能はいらない」という方に最適です。
複雑な機能は不要、シンプルさを求める人
32S25Rはネット機能を備えていないため、基本的に地上波や録画再生が中心になります。
スマート機能がない分、初期設定や操作も簡単で、テレビ初心者でも安心して扱えます。
「テレビは地デジ中心で十分」という方にぴったりです。
価格を重視する人
32S25Rは市場で2〜3万円台と、32V35Nに比べて1〜2万円安く購入できます。
初期費用をできるだけ抑えたい人にとっては、コストパフォーマンスの高い選択肢です。
安さを第一に考えるなら32S25Rが有利といえます。
サブテレビやシニア世代におすすめ
寝室用や子ども部屋用、親世代へのプレゼントといった「2台目テレビ」として選ばれるケースが多いモデルです。
軽量で設置も簡単、操作も分かりやすいため、誰にでも使いやすい設計になっています。
省エネ設計なので、長時間の利用でも電気代が気になりにくい点も魅力です。
おすすめユーザー | 理由 |
---|---|
シンプル派 | 余計な機能がなく操作が簡単 |
価格重視派 | 購入コストを大幅に抑えられる |
セカンドテレビ用途 | 寝室や子ども部屋に最適 |
シニア世代 | 直感的に操作でき安心 |
レグザ 32S25Rと32V35Nの違いまとめ
最後に、2つのモデルの違いを改めて整理します。
どちらも映像エンジンや基本性能は共通ですが、便利機能や価格に明確な差があります。
価格を優先するなら32S25R
32S25Rは「安くてシンプルにテレビを見たい」という人に向いています。
地デジや録画中心の利用なら十分満足できる性能です。
最低限の機能と低価格を両立したモデルといえます。
機能を重視するなら32V35N
32V35Nはネット動画対応やAirPlay連携、ゲーム向けの低遅延モードなどが備わっています。
「テレビ1台で動画もゲームも快適に楽しみたい」という方には最適な選択です。
多機能で長く使える32インチテレビを探しているなら32V35Nを選びましょう。
つまり、コストを抑えてシンプルに使うなら32S25R、快適さと利便性を重視するなら32V35Nという選び方がおすすめです。