親を見守る場合の記事を前回書きましたが、インターネット環境がない場合もあります。
インターネットの利用状況は80歳以上となると6割弱で、無線LANの設備もないケースも多いです。
また、親がITに疎い場合、無線LANやIoT機器が接続不良になった場合に復旧するのが難しいという問題点があります。
そんなときにおすすめな通信機能付きのIoT機器を紹介していきたいと思います。
SIMカードを内蔵していて、通信機能を備えた見守りガジェットとして工事不要で手軽に使えるものが多いです。
LED電球のIoT
まず最初に紹介するのはHelloLight(ハローライト)という商品です。
こちらは、24時間以上点灯または消灯がないときにメールで通知してくれるSIM一体型のLEDライトです。
電球を取り替えるだけで利用できる手軽さと、月額165円という安さで使えるおすすめな商品です。
こういったサービスでは通常通信費込で月額1000円を超えるものが多いので、とても安いのが特徴です。
先程の24時間点灯か消灯がない場合はベーシックプランで、設定した時間帯の点灯と消灯を見守るスタンダードプランは月額495円で使用可能となっています。
電球のためにコンセントなどは必要ないため、トイレや廊下の照明に取り付けるだけでよい手軽さが魅力です。
ポットのIoT
次に紹介するのは象印マホービンのiポットです。
こちらは通信機能を内蔵したポットから、利用状況が家族に1日2回通知されます。
給湯、電源操作などの一週間の細かい履歴を把握することが可能です。
こちらは月額3300円の利用料金となっています。
固定電話回線を使うIoT
固定電話の海鮮を使う見守りボタンを導入しているのがシャープの電話機JD-AT95です。
モーニングコールによる安否確認機能が無料で使える電話機です。
別売りで登録先に電話をかける緊急呼びだしボタンもあります。
セコムのまごチャンネル
もっと詳しく見守りたいというときにおすすめなのがセコムのまごチャンネルです。
テレビに専用のボックスをつないで家族同士で動画や写真を共有することができます。
メインは送られてきた画像や動画を楽しむというものですが、こちらは環境センサーがついていて部屋の温度、湿度、照度など10種類の指標を計測しています。
これによってサービスのオーナーである子のところに、親の起床、部屋の急激な温度変化、熱中症の注意喚起などの通知が届くので安心できます。
こちらは月額1848円で利用することができます。
特に熱中症リスクの通知は重要で、高齢者は体温調整機能が衰え暑さを感じにくくなってきます。そうなるとエアコンをつけないで室内で熱中症となって重症化してしまうケースが出てきます。
通知が来ることで電話で室温調整を促せるので便利に使えます。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
月額165円から3300円までありますが、どれも通信機能付きで工事不要なのですぐに導入できるというメリットがあります。
また難しい操作ではなく、親の日常的な行動が遠方の子への情報通知のトリガーとなっているため、親の負担なく毎日の無事がわかるという利点があります。
プライバシーの尊重にもなるのですごくおすすめな方法です。
コロナによってこの手の商品のニーズはとても高くなっています。
自分にあった使いやすいサービスを選んで見てくださいね。