「ウォッシュボーイとバケツウォッシャーって何が違うの?」という疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
どちらも人気の小型洗濯機ですが、2025年には新モデル「ブラッシュボーイ TOM-12 Pro」も登場し、選択肢がさらに広がりました。
本記事では、これら3機種の違い・共通点・使い方・デメリットを徹底比較し、あなたに最適な1台を見つけるお手伝いをします。
価格・洗浄力・抗菌性能・使いやすさの4つの観点から詳しく解説しているので、購入前に読めば迷うことはありません。
「靴洗いに強いのはどれ?」「コスパがいいのは?」など、リアルな使用感も踏まえてわかりやすく紹介します。
ウォッシュボーイとバケツウォッシャーはどう違う?5つのポイントで徹底比較
ウォッシュボーイとバケツウォッシャーは、どちらもシービージャパン(CB JAPAN)が販売する人気の小型洗濯機です。
ここでは、2025年現在の最新モデル「ブラッシュボーイ TOM-12 Pro」も加えながら、5つの視点で違いを整理していきます。
発売年とモデルの進化の違い
最初に登場したのは「バケツウォッシャー TOM-12」(2017年)です。
その後、「ウォッシュボーイ TOM-12W」(2020年)、「ウォッシュボーイ TOM-12F」(2023年)と進化し、現在は「ブラッシュボーイ TOM-12 Pro」(2024年)が最新モデルです。
モデル名 | 発売年 | 特徴 |
---|---|---|
バケツウォッシャー TOM-12 | 2017年 | 初期モデル。価格が安く、入門機として人気。 |
ウォッシュボーイ TOM-12W | 2020年 | 抗菌仕様を追加し、かく拌力を強化。 |
ウォッシュボーイ TOM-12F | 2023年 | 水の飛び跳ねを抑えるフタ構造に改良。 |
ブラッシュボーイ TOM-12 Pro | 2024年 | 脱着式ブラシを搭載した最新モデル。 |
発売年が新しいほど、洗浄性能と衛生面が大幅に進化しています。
かく拌力と電力消費の違い
バケツウォッシャーの消費電力は最大82Wですが、ウォッシュボーイ以降のシリーズでは120Wにアップしています。
つまり、ウォッシュボーイシリーズの方が泥汚れの落ちが良いということです。
モデル | 消費電力 | 特徴 |
---|---|---|
バケツウォッシャー TOM-12 | 82W(標準) | 省電力で軽めの洗濯に向く。 |
ウォッシュボーイ TOM-12W / F | 120W | 強力な水流で泥汚れに対応。 |
ブラッシュボーイ TOM-12 Pro | 120W+ブラシ駆動 | かく拌+ブラシのダブル洗浄方式。 |
靴やユニフォームなどの頑固な汚れを落としたい人には、ウォッシュボーイ以上のモデルが断然おすすめです。
抗菌仕様の有無
旧モデルのバケツウォッシャーには抗菌加工がされていません。
ウォッシュボーイ以降はすべて抗菌仕様で、ぬめりや臭いの発生を防ぎやすくなっています。
特に最新のブラッシュボーイ Proは、抗菌ABS樹脂を採用しており、より衛生的に使えるよう進化しています。
デザインとカラーの違い
基本カラーはホワイト基調ですが、バケツウォッシャーのみブルーのアクセントが入っています。
ウォッシュボーイ以降は落ち着いたグレーやホワイトに統一され、インテリアにも馴染みやすくなりました。
モデル | カラー | 印象 |
---|---|---|
バケツウォッシャー TOM-12 | ホワイト×ブルー | ややポップな印象。 |
ウォッシュボーイ TOM-12W / F | ホワイト/グレー | シンプルで清潔感のあるデザイン。 |
ブラッシュボーイ TOM-12 Pro | ホワイト+グレーライン | プロ仕様を感じさせる落ち着いた色合い。 |
ふたの形状と使い勝手の違い
バケツウォッシャーは丸型のフタで、洗濯時に水が飛び出しやすい設計でした。
一方、ウォッシュボーイ TOM-12Fからは平らなフタに変更され、水の跳ね返りを防止。
ブラッシュボーイ Proではさらに改良され、排水穴の開閉機構が強化されています。
結論:手軽に試すなら「バケツウォッシャー」、洗浄力・衛生面を求めるなら「ウォッシュボーイ」、靴洗い中心なら「ブラッシュボーイ Pro」がおすすめです。
ウォッシュボーイとバケツウォッシャーの共通点は?どちらにもある便利機能
シリーズ間での違いはありますが、ウォッシュボーイとバケツウォッシャーには共通する便利な特徴もあります。
この章では「使いやすさ・洗浄力・サイズ感」の3つに分けてご紹介します。
シンプル操作で誰でも使える
どのモデルも操作はつまみを回すだけ。
モードを「標準」か「ソフト」に設定し、タイマーを最大15分まで回せば自動で洗濯が始まります。
お子さんの靴洗いや介護現場のちょこっと洗いにもぴったりです。
操作方法 | 説明 |
---|---|
水流切替 | 標準/ソフトの2モードを切り替え。 |
タイマー | 最大15分まで設定可能。 |
強力な洗浄力で泥汚れもすっきり
ウォッシュボーイとバケツウォッシャーは、家庭用洗濯機よりもかく拌水流が強いのが特徴です。
泥汚れのユニフォーム、上履き、ペット用品などを短時間でしっかり洗えます。
手洗いよりもムラなく洗えるため、手荒れの心配もありません。
「ちょこっと洗い」にちょうどいいサイズ感
容量は約10L、洗濯量の目安は約600g。
普通の洗濯機では扱いづらい少量洗いに最適です。
たとえば「子どもの泥汚れシャツ1枚だけ」「ペットシーツ」「キャンプ用のタオル」など、日常の細かい洗濯にぴったりです。
用途 | おすすめモデル |
---|---|
靴・ユニフォーム | ウォッシュボーイ/ブラッシュボーイ |
ベビー用品 | ウォッシュボーイ TOM-12F |
軽い洗い物 | バケツウォッシャー TOM-12 |
共通しているのは「軽量・簡単・省スペース」な点。どのモデルもキッチンや浴室横などの狭い場所で手軽に使えます。
ウォッシュボーイとバケツウォッシャーの使い方を3ステップで解説
ウォッシュボーイとバケツウォッシャーの基本的な使い方は同じです。
使い方を知っておくと、洗浄力を最大限に引き出せるだけでなく、故障を防ぐこともできます。
ここでは、初心者でも失敗しない使い方を3ステップで紹介します。
ステップ1:洗剤を溶かして準備する
まずは、バケツの中に少量の水またはぬるま湯(50℃以下)を入れ、洗剤を溶かします。
泥汚れなどには粉末洗剤の方が効果的で、油汚れや日常の衣類なら液体洗剤でもOKです。
アワ立ちが確認できたら、水位線まで水を追加して準備完了です。
ポイント | 理由 |
---|---|
お湯(50℃以下)を使用 | 汚れ落ちが向上するため。 |
粉末洗剤推奨 | 泥や土汚れに強いため。 |
水位線を確認 | 入れすぎると水漏れの原因になる。 |
ステップ2:洗濯物を入れて運転する
洗剤を溶かした水に、洗濯物を入れます。
容量の目安は約600g(靴なら1足、Tシャツ2枚ほど)です。
ダイヤルを回して標準モードまたはソフトモードを選び、タイマーを15分以内に設定します。
モード | 特徴 | おすすめ用途 |
---|---|---|
標準 | 強い水流でしっかり洗う | 靴・ユニフォーム・泥汚れ衣類 |
ソフト | 優しい水流で洗う | ベビー用品・デリケート素材 |
ブラシモード(Proのみ) | ブラシで直接汚れをこすり落とす | 靴底や厚手の布地 |
汚れがひどい場合は、15分運転後に10〜30分ほどつけ置きするとより効果的です。
ステップ3:排水とすすぎのコツ
運転が終わったら、バケツを傾けて排水します。
最新モデル(TOM-12F以降)は排水穴が改良されているため、水の飛び跳ねが少ないのが特徴です。
すすぎをしたい場合は、きれいな水を入れて再び2〜3分運転すればOK。
脱水機能はないため、衣服類は普通の洗濯機で脱水するのがおすすめです。
作業 | ポイント |
---|---|
排水 | 水位が高い状態で傾けすぎない。 |
すすぎ | 1回で十分。洗剤が残る場合は2回。 |
脱水 | 一般洗濯機や手絞りを併用。 |
洗濯前に泥を軽く落としておくと、仕上がりがワンランク上になります。
購入前に知っておきたいデメリットと注意点
どんなに便利な家電にも、使う際の注意点やデメリットはあります。
購入前に知っておくことで、失敗を防ぎ、長く快適に使えます。
靴は片足ずつしか洗えない
公式の洗濯量目安は約600gです。
22cm前後までの子ども靴なら1足まとめて洗えますが、大人サイズでは片足ずつになることが多いです。
無理に詰め込むとモーターの故障につながるため注意しましょう。
脱水機能がない
ウォッシュボーイもバケツウォッシャーも、あくまで「洗い専用」です。
脱水機能はないため、洗濯後は普通の洗濯機で脱水する必要があります。
靴やマットなど厚手のものは、ベランダで水を切ってから干すと乾きが早くなります。
コードが短く延長コードが必要
どのモデルも電源コードの長さは約1mです。
浴室やベランダで使う場合、電源まで届かないことがあります。
購入前に使用場所からコンセントまでの距離を確認し、必要なら延長コードを準備しましょう。
使用場所 | 延長コードの目安 |
---|---|
浴室 | 2〜3m(防水タイプ推奨) |
ベランダ | 3〜5m(屋外対応タイプ) |
給水・排水の手間がかかる
全モデル共通で、給水や排水は手動です。
10L満水にするとかなり重くなるため、持ち運び時はこぼれやすく注意が必要です。
可能であれば、浴室の床や屋外の水場など、排水が楽な場所で使用するのがおすすめです。
デメリットを理解して正しく使えば、小型洗濯機はとても頼れる家電です。「少量の洗濯を効率よく済ませたい」という方には最適な選択肢といえるでしょう。
どっちを選ぶべき?ウォッシュボーイとバケツウォッシャーのおすすめタイプ別比較
ウォッシュボーイとバケツウォッシャー、どちらを選ぶかは「何を洗いたいか」と「どこを重視するか」で変わります。
ここでは、目的や予算に合わせたおすすめの選び方を紹介します。
コスパ重視なら「バケツウォッシャー」
「とりあえず小型洗濯機を試してみたい」「コストを抑えたい」という方には、バケツウォッシャー TOM-12が最適です。
基本性能は十分で、軽い汚れの衣類や布マスク、靴下洗いなどにはぴったりです。
項目 | 内容 |
---|---|
価格帯 | 約8,000〜9,000円 |
特徴 | 最も軽量で扱いやすい |
おすすめ用途 | 日常の「ちょこっと洗い」 |
注意点 | 抗菌加工がないため、衛生面でやや劣る |
コスパで選ぶならバケツウォッシャー一択。初めての1台にちょうど良いモデルです。
洗浄力・衛生面を重視するなら「ウォッシュボーイ」
しっかり洗いたい・清潔さを保ちたい人には、ウォッシュボーイ TOM-12Fがおすすめです。
かく拌力が強く、抗菌仕様のため衛生的。フタも改良されており、水はねを防ぎやすい設計になっています。
項目 | 内容 |
---|---|
価格帯 | 約10,000〜12,000円 |
特徴 | 抗菌仕様・改良フタで使いやすい |
おすすめ用途 | 靴・ユニフォーム・ベビー用品 |
注意点 | やや重量がある(約4.7kg) |
「清潔さ」と「洗浄力」を両立したいならウォッシュボーイ。家庭のサブ洗濯機としても使いやすいです。
靴洗い中心なら「ブラッシュボーイ Pro」
2024年に登場したブラッシュボーイ TOM-12 Proは、脱着式のブラシを搭載した新モデルです。
靴底の泥汚れや凹凸部分も、ブラシでしっかりこすり洗いできます。
「靴専用洗濯機」として購入するユーザーも増えています。
項目 | 内容 |
---|---|
価格帯 | 約12,000〜13,000円 |
特徴 | ブラシ機構+抗菌素材で洗浄力最強 |
おすすめ用途 | 靴・スパイク・アウトドア用品 |
注意点 | 価格がやや高め |
洗浄力を最優先するなら、ブラッシュボーイ Proが最強です。
使うシーン別おすすめ早見表
使用目的 | おすすめモデル | 理由 |
---|---|---|
価格重視・軽めの洗濯 | バケツウォッシャー TOM-12 | 安価でシンプル |
衛生面・抗菌性能重視 | ウォッシュボーイ TOM-12F | 抗菌仕様+強力水流 |
靴やユニフォームの泥汚れ | ブラッシュボーイ TOM-12 Pro | ブラシ機構で汚れを分解 |
ベビー用品・ペット用品 | ウォッシュボーイ TOM-12W/F | 優しいソフト洗い対応 |
屋外・キャンプ利用 | バケツウォッシャー TOM-12 | 軽く持ち運びやすい |
選ぶ基準は「価格」よりも「使う目的」。自分の洗濯スタイルに合ったモデルを選ぶことで、満足度が大きく変わります。
まとめ|ウォッシュボーイとバケツウォッシャー、あなたに合うのはどっち?
ウォッシュボーイとバケツウォッシャーは、どちらも手軽で省スペースな小型洗濯機です。
しかし、用途や重視するポイントによって最適なモデルは異なります。
モデル名 | おすすめポイント | 向いている人 |
---|---|---|
バケツウォッシャー TOM-12 | 価格が安く入門用に最適 | コスパ重視・軽めの洗濯をしたい人 |
ウォッシュボーイ TOM-12F | 抗菌仕様・高い洗浄力 | 靴やベビー用品を清潔に洗いたい人 |
ブラッシュボーイ TOM-12 Pro | ブラシ搭載で靴洗いに最適 | 靴やアウトドア用品をしっかり洗いたい人 |
迷ったら、洗いたいものを基準に選ぶのがベスト。
毎日のちょこっと洗いには「ウォッシュボーイ」、コスパ重視なら「バケツウォッシャー」、靴洗い特化なら「ブラッシュボーイ Pro」と覚えておきましょう。
どのモデルも、手洗いの負担を減らし、時間と体への優しさを実現してくれる頼れるアイテムです。